マット・コリリアーノWS 2016 練習日記 part;1

10月2日から今年も京都までマットのマイソールを受けに毎朝京都まで通っている。

マットとの練習は1年ぶり。私にとって1年に1回の毎朝のマイソールクラス通いは1年に1回の最大の楽しみの1つでもある。

アシュタンガヨガを初めてからの3年余りは毎朝スタジオに通い、マイソールクラスで練習をしてから仕事に行く、というスタンスが3年目以降は家で一人で練習し、先生に週1回程度見てもらう、又は東京のタリックのシャラに通うか地方のワークショップで宿題をもらい、家でその宿題に取り組んできた。 マットとの練習は唯一毎日練習を見てもらえる幸せに浸れる期間だった。

ここ数年マットは1か月は京都にいてくれて練習を見てくれていたけど、今年は2週間だけ。1か月いてくれてた去年までは仕事があったから毎日は通いたくても通えなかった。 だから仕事を辞めた今年は毎日通える!練習見てもらえる!と、とてもわくわくしていて楽しみにしていた。

だけど、ヨガの練習ではないことで また腰の状態が悪くなっていて、普段習っている先生からは「プライマリーに集中しなさい。プライマリーの良さをもっと味わって。体をもっと大切にしなさい」と言われて、シャラートの東京ワークショップに行く前くらいからずっとプライマリーの練習に専念していた。

シャラートのワーショップに参加したことで感じたこと、「プライマリーは真剣に取り組んだら自分でいくらでもチャレンジングにできる。今までおなざりになっていたところをしっかり見据えて練習しよう。」をふまえて「マット期間の間もプライマリーにじっくり取り組もう。」と思って練習していた。

 

だけど、3日くらい経って、マットに「セカンドはしないの?」と聞かれて、今まで 溜まっていた気持ちがどばーっとあふれてきて 涙がでてきてとまらなくなった。

こんな腰の状態にしたのは自分のせい。 だからしっかりプライマリーに取り組んで強くならないと。。と思いながら練習しているのに、1年に1回しか習えないマットとの練習になると、また自分の限界のところまで練習したい、先に進みたい、という心の傾向が見えてきて さんざん痛い目にあってきたのに、まだその「先へ 先へ」 の思いが強くて 見事にアシュタンガのトリッキーな罠にはまってしまっている自分への後悔や自己嫌悪、心の深い部分の悲しみがあふれ出てきて自分でコントロールできなくなっていた。

なんで私はそんなに先に進みたいんだろう

別にアサナが貰えて先にちょっと進んだくらいで世界が変わるわけではないし

ヨガはアサナではない、アサナだけが重要ではない、と頭では分かっているのに心の深い部分で納得しきれていないんだな

プライマリーをしっかり味わってできていない所をちゃんとしようと思っているはずなのに。。

 

と思った。 マットは先に進め、ともプライマリーだけ練習しろ、とも何も言わなかった。 どうすれば良いのか分からず途方にくれ、先生に相談して、「心がセカンドやりたい、と思うんなら やってみれば。」「また痛い目にあって自分で気づかなわからんしな」と言われたので、昨日今日と少しずつ自分の体の声を聴きながら セカンドのポーズを増やしてみた。

セカンドのポーズを追加してみて思ったのは 私は今もらっているポーズのところまで練習してチャレンジしてその関門をクリアしたいんだ、ということ。 自分が苦手としているセカンドのポーズに取り組んで先生に認められたいんだ、という自分のエゴ。

自分のもらっているアサナのところまで練習できるような体の状態ではないことにも気づいた。

そしてやっぱり、プライマリー、やったとしてもセカンドの始めの少しのアサナをして 自分の体の弱さを克服すること、強くなることが必要だと。 よく前々からプライマリーをしっかり練習するとセカンドのアサナに繋がってくる、と言われてきたけれど、心の底から理解しきれていなかった。だけど、 しっかり呼吸を深くして苦手な所に向き合って練習していくと、プライマリーのどのアサナがセカンドのどのアサナで必要なのか、少しづつ理解できるようになってきた。

 

「いつも先へ先へと遠くばかりを見ないで、足元見てみ。 」と先生に言われていた事の意味が少し理解できてきた。

以前 別の機会の時、他のヨガのワークショップで そこの先生に「君は いつも 自分ができてない、とか足りていない」とかよく言うね。でも 出来てるやん。 意識1つ変えたら 十分できてるやん。もっと自分の事を認めてあげようよ」と言われたことも思い出した。

いつも私は自分は不十分だ、自分なんてまだまだだ。 とか人にヨガを伝えるなんておこがましい、とか

「今 私の持っているものでは足りないから 勉強しないと 練習しないと 資格とらないと

ヨガの練習は進度が練習年数のわりには遅いから もっとしっかり練習して先に進まないと 」

と私は常に何か目標を定めることが好きで 今の自分を認めあげれていないから 先へ先へ、とか 何か自分にないものを吸収しようという欲求が満たされることなく続いていたんだ、と ヨガをやりだして10年経ってやっと気づいた。

新しいアサナを貰おうと思うのではなくて 自分のやってきたこと、自分を認めてあげて 今までやってきた練習をしっかり見直そう。

少なくとも アシュタンガ・ヨーガを毎日練習してちょうど8年がすぎて今月で9年目になる。 雨の日も風の日も 本当に基本週6日、レディースホリデイとムーンデイ以外は練習を続けてきた。 もう少し自分のことを認めてみよう。

そしてプライマリーをチャレンジングに。 より強くなるようにフォーカスして練習してみよう。と思った

ふとヨーガ・スートラのニヤマの1つである「知足(サント―シャ)」 足るを知る、今あるものに感謝し認め満足すること、の重要性を身に染みて認識したような気がした

 

毎年マットに教わったことメインにブログを書いていたのに今回は自分と向き合う時間が多いこの5日間でした

明日は1年ぶりのマットのプライマリーレッドクラス。 自分なりの向き合い方で練習を楽しみます。

 

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自宅の練習部屋:  基本1人での練習がもう5年を超えました

 

 

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