こんな時こそ心にも効くアシュタンガヨガ

前回のブログでステイホームキャンペーンになっても運動不足にはならないアシュタンガヨガの練習生、ということを書いたけど、アシュタンガヨガの練習は決して単なるエクササイズだけではない。

一般的なヨガの練習は主に体操要素が強くてエクササイズの1つと言われたほうがヨガをやったことのない人やアシュタンガヨガのマイソールプラクティスに定期的に参加したことがない人は理解しやすいと思ったのでエクササイズ要素としても今のこの時期にアシュタンガヨガに取り組んでみることの重要性について書いてみた。

だけど、本当はアシュタンガヨガのマイソールプラクティスは単なるエクササイズだけではない。 アシュタンガヨガのマイソールプラクティスを定期的に毎日のように週3日以上取り組んでいくと瞑想的要素が強くなり、精神的鍛練の要素が強くなっていく。

マイソールクラスでの練習を始めるとまずはポーズの順番を覚えることや呼吸とポーズを連動させて動くことに必死になり、練習を始めたての練習生の多くは「めっちゃ体をガチで動かすエクササイズやん」て印象を持つ人が多い。

しかし、週3日以上の練習を重ねていき、テニスのラケットの素振りや野球やゴルフの素振りの練習のように体がポーズの順番を覚えるまでやりこんでいくようになると、その日の体の調子や呼吸の様子がしだいに自分でも分かってくるようになる。 集中して外の周りの世界ではなく、自分の内側に意識を向けて集中して練習できるようになっていくとその日その日の自分の微細な変化を身体的精神的側面から感じ取るようになっていく。

このことが動く瞑想とも言われている所以なのだろうと思うけれど、マイソールクラスでの練習はそれぞれの練習生の性格や考え方などが練習に反映されるようになっていく。

ヨガマットの上で毎朝自分に向き合い、苦手なことや怖さと向き合ったり、時には痛みと向き合うことになったり。でも少しずつ自分の心や体が変化することを感じられて嬉しくなったり、何歳になっても成長していける喜びを味わえたり、年齢や性別、国籍に関係なく練習仲間ができたり、とそれは本当にもう様々な変化が次々と現れてくる。

このコロナ禍という世界中やウィルスへの感染への恐怖や不安に包まれる中でも毎日の練習を淡々と継続していくことで自分のその時その時の心の状態や体の状態を観察し、感じることで今真っ暗な中にいるような状況だと思えても、必ずその困難を乗り越える心の強さや柔らかさをこのアシュタンガヨガの練習は私達に与えてくれていると私は思う。

 

アシュタンガヨガを単なるアクロバティックな運動だと捉えるのか、ポーズを次へ次へと進めていくことで他の練習生とまるで競争しているような気分になったり、ポーズがガンガン進めたから優れている、とか勘違い練習生になるのか、一つ一つのポーズにじっくり丁寧に向き合い、自分の瞑想ツールとして人生を通して取り組んでいくのか、それはその練習生の性格にもよるのかもしれないし、最初、又は練習を始めて初期のうちに習った指導者によるのかもしれない。

少なくとも私の場合は習ってきた先生達のおかげでアシュタンガヨガのマイソールプラクティスを人生かけて長く継続的に取り組むことによって瞑想的練習、精神修行的練習へと目指していく方向にこれたから練習を始めて12年近くが経過してもまだまだ色々どんくさい体だろうと怪我して2年治らなかろうと、これまでずっと続けてこれたんだと思う。

そして今のこのコロナ禍の時にも心も折れずに生きられているんだろうと思う。

アシュタンガヨガの練習、特にマイソールクラスでの練習で練習生がアシュタンガヨガの練習に対して持つ印象はかなりの割合でその場でクラスをする指導者によって変わってくると思う。 それぞれのシャラ(教室)によって雰囲気も異なるし、集まってくる生徒さんの雰囲気も異なる。どこがよくてどこが悪い、ということはなくて、自分がそこと相性が良いかどうかで練習を長く続けれらるかどうかも違うのかな、とも思う。

今のこの変化が大きい時にこそ、ストレスを抱えやすい時だからこそ、その人その人にあった指導者の下でアシュタンガヨガの練習を始めてみることでこれから見える世界が今までの自分が見ていた世界と違ったものに見えるかもしれない。

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