3月春の訪れ。アシュタンガ・ヨーガ練習生活を楽しむためには。

気がつけば、今日から3月。最近、だいぶん気温も暖かくなり、随分と練習しやすくなってきた。 新開地、楽の森のマイソールクラスの前に独り練習している時間もインドから帰国後しばらくはストーブの真ん前で練習していても汗も全然かかなくて、カイロをはったTシャツにフリースを着て練習していてもその防寒着を脱ぐ気にもなれなかったけど、最近の練習は始めはフリースを着ていてもしだいに体温が上がり、タンクトップで練習しても日によっては少し汗ばむくらいになってきた。

そして、真っ暗な中から練習を始め、夜明けの時間も少しづつ早くなっているのを練習しながら感じている。 太陽が昇った後の日差しもすっかり春の感じになってきて、それだけでなんだか体が動かしやすく幸せ気分になれる。 インドから帰国してからは極寒のマイソールクラスなんてきっとしばらく誰も来ないだろう、さて、いかに誰も来ないマイソールクラスを心折れずに継続していくかが私の心の修行だな、、とか思っていたけれど、ヨガの神様がどこかにいるのか、新しく生徒さんが来てくださり、とても楽しそうに練習に通ってきてくれている。 またインドに旅立つ前から私のクラスに通ってきてくれている生徒さんも仕事の都合がつく日は時間を調整して参加してくれているおかげで誰も来ない日は1日しかなかった。

誰も来ないとクラスのしようはないけれど、1人でも参加してくれたら私はその1人のために全力で頑張れる。 特に初心者の方でまだ練習になれていない方を1人とか2人とか、超少人数で観れると、ちゃんと正しいビンヤサで動けているか、とか、自分自身で順番を覚えていっていけてるか、とか、手取り足取り細かいところまで観れるので、教える側もとてもやり易い。 始めは生徒さんはちょっと緊張してしまうようだけど、次第に慣れてきて自分の練習に意識を向けられるようになってくる。

カウントに合わせてみんなで一斉に動いていくレッドのクラスでの練習も大事だけれど、マイソールクラスで少しづつ練習を進めていくのはクラスをしていく側としても、練習する側としても信頼関係を少しづつ構築し練習を進めていくので、今さらながら、やはりアシュタンガ・ヨーガの本来の伝統的な練習の仕方だなとつくづく感じる。

去年の6月からマイソールクラスをスタートして、始めのうち、いや、今でも体験レッスンで1回練習に来たら、次回までとても日があいてしまう人、かもしくは1回きりでさようならの人が多く、日を詰めて週3日クラスを開催している日は必ず参加される生徒さんは今まで2人だけだった。週1回程度、または2、3週間に1回程度の練習と週に3日の練習する人を見ていて、明らかに練習頻度が多い人のほうがポーズの順番を覚えやすく、少しづつでも同じポーズをとっていても次第に体がそのポーズに慣れていく様子が目に見えて分かった。 また、練習頻度が多い方が本人も練習自体をとても楽しんでいる様子もこちらから見ていても私も楽しくなってしまうくらいだった。 マイソールクラスにはお仕事の関係でそんなに通えない生徒さんでもとてもまじめに毎日練習している人はやはり見ていても身体が練習に馴染んで行っている感じがしたし、練習を心から楽しんでいる印象を受けてきた。

土日家さんでのビギナーズレッドクラスからスタートしたアシュタンガのクラスで色んな初心者の生徒さん達を見てきて、やはりアシュタンガ・ヨーガ古来の練習のスタンス、最低でも週3日以上の練習に取り組む人は練習をとても楽しんでいて、それに伴い体も変化していっているなぁ、とつくづく思う。

もちろん、みんながみんなそんな生活を送ること難しいと思うし、全然練習しないよりも週に1回でも練習に取り組むほうが良いに決まっている。 やらないよりはやるほうが全然いい。

でも朝起きてアシュタンガ・ヨーガの練習をやらない理由づけは仕事が忙しいから、とか家庭のこととか、前日の夜お酒を飲みすぎちゃった、とか昨晩のテレビが面白くて思わず夜更かししちゃった、とかいくらでも理由づけができるので、 気がついたら何となく、て練習を辞めてしまう人も多い。アシュタンガ・ヨーガの練習は結構始める人は多いけど、何年も継続していく人はほんの一握りな印象がある。まぁ、もちろん、練習場所が変わっていく人もいるので、そんな人達と再会しないから練習生が減ったような印象を私が持っているのかもしれないけれど。

やはりアシュタンガ・ヨーガの練習は練習頻度が多くて日常生活の一部になっている人ほど練習が続く傾向が強く、最初のレッスンを受けた後、次の練習をいつして、その次の練習をいつするか、あまりそれぞれの練習の日の間隔が空かないほうが身体が練習に慣れやすく、楽しくなりやすいのかな、と思う。 全く初めての人がアシュタンガ・ヨーガの練習をするとほぼ全員が全身筋肉痛になった、という話を聞き、それからそんなしんどいの無理やわ、っていう人と頑張って練習してできるようになりたい、と再びクラスに来る人と分かれる。

どんなヨガの練習生活を送るかはその人それぞれの自由だし、私が意見するようなことではないけれど、 アシュタンガ・ヨーガの練習を楽しく送るのはやはり、あまり練習日の間隔を開けずに練習し、少しでも早くマイソールスタイル、自分で練習の順番を覚え自立した練習を送れるようになることだな、と今さらながらに思う。

自立した練習生活を送ることでできなかった事ができるようになる喜びや自分の身体の変化、心の変化、と様々な恩恵をアシュタンガ・ヨーガの練習は与えてくれるように思う。 そしてその練習生活を少しでも楽しみ長く送るには信頼できる先生の存在と一緒に練習する仲間、そして自分自身の努力と時間も必要だ。

これからますます春めいた気候になりアシュタンガ・ヨーガでも始めてみようかな、って人が増えてきたら、その練習を少しでも長く続けていってくれたらなぁ、と思う。 ほんの数回しかせずに練習を辞めてしまうにはあまりにもったいないほど、アシュタンガ・ヨーガの練習は色んな恩恵を与えてくれるのだから。

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