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アーユルヴェーダのオイルマッサージを受けて自分がいかに冷えていたのか自覚して以来、足湯を毎日することにしている。といっても日曜日から始めたばかりなので、まだ3日目だけど。ここでは日本のように湯舟につかれるわけもなく、毎日シャワーで済ませているし、毎朝練習前に1時間以上シャラの外で座って待ち続ける生活の積み重ねがいかに芯から体を冷やしていたのかが良く分かった。 昨日はスートラクラスの前にアロマオイルを買いに行って、昨日の夜の足湯からアロマオイルをお湯に入れてみた。 香りのおかげでとってもリラックスできて、心が落ち着き、その後に座る時もとても静かな心になれて、昨日の夜はぐっすり熟睡できた。

私はヴァータ・ピッタ体質だから冷えが大敵だし、ゆっくり心を落ち着けるために瞑想したり、足湯で温めたり、食事でも昨日の夜はショウガをいっぱい入れたトマトパスタを作ってみたり、と自分でできる限りの体の不調を改善することを実践し始めた。

今朝も練習前に足湯で体を暖め、座り、準備をしてシャラに向かった。今朝からはセカンドの練習に戻すようにシャラート師匠から言われているので、なるべく腰に負担をかけないように心が痛みにとらわれないように意識しようとしていたけれど、どこか緊張してこわばっていたように思う。

順番が回ってきて練習を始め、マインドが痛みに捕らわれないように呼吸とビンヤサに意識を集中させて練習していった。いつもどおりプライマリーは怪我している状態でも快適に練習できた。 背骨の椎間板の間を広げるように意識を向けて呼吸で深めていく。ビンヤサに忠実に動いていく。そして3週間ぶりにセカンドの練習をしていった。思ったほど背中に痛みはない。 痛みはゼロではないけれど、そんなにひどくもない。後屈のアーサナの連続になっていっても自分で探りながら体の感覚に意識を向けると先週より全然良くなっていた。 この前もらったラグバジュラアーサナまで練習し、バックベンドに入り、ウルドゥバダヌラアーサナをやってみたけど、昨日よりもさらにやり易くなっていた。カムアップしてきてドロップバックをしてみたけど、カムアップの瞬間に痛みが走るけど、そんな致命的な痛さではなかった。2回目のドロップバックとカムアップが終わったところでシャラート師匠が来てくれた。

「Crying again today?  」今日も泣くのか?

と言われた。 先週のことを言っているのだ。 バックベンドで深められさせられて 痛いよう!! とシャラ中に響き渡る大声で叫んでしまった時もことを。。

「泣かないように努めます。」

と苦笑いしながら答え、アジャストに身を任せた。 ハーフベンドの後の着地してから いつものようにウォーク、ウォーク、と言われ、言われるがままに手を足のほうに歩かせて行った。

なぜか先週ほどには痛くない。 大丈夫かもしれない。 と思い、手を歩かせていく。

「手を伸ばして、 また歩かせて あとちょっとだ」

「歩け あと少し歩け」

指先がかかとをタッチした。

昨日もまだ痛かったのに。 先週は全然バックベンドが痛くてしょうがなかったのに。

カムアップして着た時、 「ベリーグッド!!!」

めっちゃ笑顔で褒めてくれた。

そして 「ドロップバック、カムアップできたか? 」

「はい。」

「最後のアーサナは何だ?」

「ラグバジュラアーサナです。」

「起き上がってこれたか?」

「 よし、じゃ、明日からカポタアーサナを練習しなさい」

え?

今なんと? カポタ??

この前怪我してるって言ったよね? で、先週痛いーってバックベンドで泣いた話さっきしたよね??

めちゃくちゃ不意打ちで一瞬思考が停止して、めちゃくちゃビックリした。 はい、とは一応答えたものの、内心、日本でのパターンとは全然違うなぁ、と思った。

 

怪我してる、と先生に申告した時、たいていは怪我が治るまで、痛みがなくなるまでプライマリーオンリーの練習で、 たとえセカンドに練習を戻すとしても怪我が治るまでは全く先に進むことはなかった。 だから内心、今週セカンドに練習を戻しても先に進むことなんてまずないだろう、と思っていたから まるで鳩が豆鉄砲くらったような感じになった。

京都でタリックに言われたこと、当たってたな、とか思い出していた。 次会った時にカポタまで進むかもね、って言ってたけど、今回怪我したからラグーまでだったよーって言うことになるんだろうな、と心底思っていたけど、ここでは違うのね。と。

マインドの問題、と気づき、自分でそれをなんとか改善しようと取り組んでもそんなすぐに結果が出るなんて思いもしていないし、 いや別にこれが結果ではないのかもしれないけれど、 自分の予想と全然違っていたから心底驚いて、少しの不安と、明日からの練習にむけてちゃんとしなければ、って気持ちになった。

明日からはカポタまでの練習だ。 さて、怪我を抱えての練習。

いかに痛みを軽減しながら練習をしていくか、しっかり深めていこう。

 

いつの日かの道。 ワンコが牛に吠えていた。それを全く気にせずに残飯を食べてる牛さん。

 

 

 

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