最近嬉しかったこと

昨日関西地方を襲ったすさまじい台風が通過した後の水曜日、いつものように朝　新開地マイソールクラスを終え、ココノバでのビギナーズLEDクラスをしてきた。

新開地マイソールクラスは少人数ながらも少しづつ練習に継続して参加してくれる生徒さんが増え、少しづつでも努力の積み重ねが形になっていっている実感があったけれど、ココノバでのアシュタンガのクラスは８月になってから急激に人が減り、少人数でも決まった生徒さんが必ず参加してくれていた人達の顔を見ることも減り、　昨年９月からクラス開催してきたけれど、変わらず参加してくれている常連の生徒さんはお一人だけで、やはりホットヨガスタジオであえてのアシュタンガ・ヨーガを伝えていく難しさ、大変さを実感していた。

私自身が自分で場所を借り、始めの問い合わせの時点からクラス、予約受け付け等々、全部私のカラーだけで開催する兵庫クラス、新開地クラスとは異なり、やはりヨガスタジオでのクラス開催はそのスタジオの持つ雰囲気、集まってくる生徒さんの層も自主開催のクラスとは異なってくる。　特にホットヨガスタジオは主にホットヨガをしに来る人が大半なわけだから、そこを常温のアシュタンガ・ヨーガの練習をあえてしよう、という人は少ない。　一時的に少し人が増えたと喜んでいたら気がついたら常連の生徒さん１人だけ、ていう日が続いて、それでもクラスを続けていたら１人、やっと久しぶりに来れた、って人が現れ、また１人また別に久しぶりに来れたって人が来て、今日もお二人、お子さんの夏休みが終わったから、と練習を復活してくれた生徒さんがやってきてくれた。

生徒さんの中には夏休みの間、スタジオには全然来れなかったけれど、自宅で覚えているところまで毎朝練習していました、と言ってくれた方もいて、実際にレッドクラスでカウントをとってみると、本当に練習していたことが明らかにわかるくらい、練習を自分のものにしてくれていた。　クラスを始めた当初はみんなもちろん、そんなに体も動かなくて、予想外に身体の筋肉を使うことにびっくりし、ぎこちなく動いていた人が大半だったのに、今日はサンスクリット語のカウントに合わせてみんなすんなりついてきていて、なんちゃってでもない、ちゃんとアシュタンガ・ヨーガのLEDクラスになっていた。

練習やってました、って言わなくても練習を見たら明らかだった。　言葉にしなくても練習している姿を見たら本人がどれだけ真摯に練習していたのかがわかる。　それは身体が堅かろうと柔軟であろうと、以前のその人の練習していた姿と目の前の練習している姿を見れば明らかだ。

もちろん、クラスに来れない間練習できていなくても　そんなに問題ではないけれど、練習を休む期間が長くなればなるほど次クラスに参加するのに気合が必要になってくる。　それでたまにの練習だけだったら、筋肉痛になってばっかりで、そんなに毎回いつもいつも気合を入れられることもないから結局はアシュタンガ・ヨーガの練習から離れていってしまう。　アシュタンガ・ヨーガは週１日でも２日でも継続的に練習を続けていれば、そのうち練習頻度を上げたくなってくるし、練習頻度を上げると楽しくなってくるし、自分の体や心の変化の大きさに驚きより一層楽しくなっていくから練習が続けていける。　自分自身の練習経験からも、クラスで出会う生徒さん達を見ていても実感していることだ。

もちろん、週３日以上の練習を何年も継続していくには本人の頑張りも必要だけど、それでも心が折れそうになってしまう時、さぼりたくなってしまう時もある。　だからそんな時は練習仲間や先生といったコミュニティの力の影響が大きい。

ココノバで久しぶりに練習に来てくれた生徒さんが、またクラスに復活したいから、と自宅での練習を毎日積み重ねてきていてくれたこともとても嬉しいことだったし、兵庫、新開地クラスで生徒さん同士が良い影響を与えあって練習に励んでいる姿を見るのもとても嬉しい。

不器用でも地道にクラスを続けていくとまるで川の流れの中、少しづつ川べりに砂がたまっていくみたいに、　大半の人がアシュタンガ・ヨーガの練習を通りすぎていったとしても１人でも２人でもアシュタンガ・ヨーガの練習に魅力を感じて練習していってくれる人が増えていってくれていることが感じられてとても嬉しくなった。

特にホットヨガスタジオでのアシュタンガ・ヨーガのクラスを定着させていくことは相当な努力と根気がいるなぁ、　伝統的なアシュタンガ・ヨーガの練習はやはり受け入れてくれる人はほとんどいないのかなぁ、と思っていたところだったのでなんだかとても嬉しい日だった。